メンズナースの日々の記録(^ ^)

希少なメンズナースが日々学んだこと、感じたことを思うままに記録していきます。よかったらご覧下さい。

【第2回】手術室(オペ室)ってどんなところ?

目次 

 

はじめに

こんにちは。けりーです。

 

今日はあいにくの雨ですね。。。

今回は『手術室』についてです。手術室の看護師は、通称『オペ看』なんて言われたりしますね。

「手術室ってそもそもどんなところ?」とか「どんな職種の人がいるの?」とかとか

簡単に紹介していこうと思います!

 

よく友達から言われます。「オペ室?!」「メスで切ったりするの?」「ドラマみたいな感じ?!」などなど

 

結論から言うと、ナースは、メスで切ることはできません!!笑 医師しか執刀することは出来ないのです。

 

そもそもオペ室では、ナース以外にも色々な職種の方がいるんですね〜

 

どんな職種がいるの?

手術中に関わる職種は大きく4つです。

  • 医師
  • 麻酔科医
  • 臨床工学技士(ME) 
  • 看護師

その他、清掃業者の方、放射線技師の方と関わる機会も多いですね。

 

どんなことしてるの?

では、簡単に。

医師は、手術を行うメインパーソナリティです!

メインの執刀医(メスで切る人)と助手(サポート)がだいたいいたりします。 小さな手術だと医師が一人しかいない場合もありますが。好きなBGMをかけて、自分の世界でオペをする先生も居たりしますね〜笑

 

麻酔科医は、その名の通り、麻酔管理をする人になります。手術が始まる前に麻酔を導入して、手術が終わるまで維持や調整と患者さんの麻酔コントロールをしています。麻酔にも全身麻酔(眠って意識のない状態)、硬膜外麻酔など様々なものがありますが、全身麻酔が多いですね。

オペ室では、注射(点滴の留置など)も、麻酔科医が行うことが多いです。手術が始まってからは、バイタルサインモニター(体温、心拍数、血圧など)を見ながら、薬剤を調整、追加したりがメインの動きになります。

 

臨床工学技士(ME)は、一言で言えば、『機械のプロ』です。笑

オペ室には、電気メス、ハーモニック(超音波で切れる機械)、カメラ、気腹装置など様々な機械があるんですね。使い方も複雑なものも多いです。そのため、病棟と違って、オペ中に、MEさんがついてくれる場面が多いんですね〜。使い方を教えてくれたりサポートして頂いてます。

 

そして最後に、看護師ですが、オペ室では、大きく2つに分かれます。それが、

機械出し看護師と外回り看護師になります。ざっくり説明しますと、

 

機械出し看護師は、その名の通り、術中に、医師から「メス!」と言われて、わたすポジションの人ですね。笑 手術の進行を見ながら妨げずに、器具を渡していく人になります。欲しいものは、外回りに声をかけて、持ってきてもらったりします。機械出しはその場から動けないので。。。

 

外回り看護師は、患者さんやバイタルサインモニターを見ながら、術中の記録を書いたり、ガーゼの数を数えたり、機械出し看護師や医師に言われたものを持ってくる、滅菌物を開封したりなどなど行います。多重業務になるので、常に優先すべきこと考えて動かないとならないんですね〜

 

 看護師に焦点を当てたものは、また別の機会に書かせてください!笑

 

まとめ

オペ室には、医師、麻酔科医、臨床工学技士(ME)、看護師など様々な職種が協力して働いてます。

職種は違えど、チームで患者さんの安全第一に動いているんですね

チーム医療が特にオペ室では、発揮される場なんじゃないかななんて、私は思います。

 

少しでもオペ室のことを知っていただければ嬉しいです!

最後まで読んでいただきありがとうございました(^ ^)